セミナー/イベント開催報告
令和元年度 求職者と求人企業との意見交換会・見学会とミニ体験会
開催日時及び会場
【第1回】松江会場 令和元年7月9日(火)10時~15時 島根県民会館306会議室・参加各事業所
【第2回】出雲会場 令和元年9月18日(水)10時~15時 出雲市民会館304学習室・参加各事業所
【第3回】浜田会場 令和元年11月12日(火)10時~12時 いわみーる301研修室・参加各事業所
参加者数及び参加企業
【第1回】参加求職者数 8人、参加企業数 5社
【第2回】参加求職者数 8人、参加企業数 4社
【第3回】参加求職者数 7人、参加企業数 4社
意見交換会
求職者からの質問の多くは、子どもの病気や介護などの家庭の事情への対応で、働く条件として、「家庭との両立のため短時間勤務で働きたい」「家庭との両立をしながら、可能な限り正社員での就職」など、それぞれの家庭状況や考え方などを踏まえた希望条件が出されました。また、参加企業からは、「求人を出しているがなかなかマッチングが進まない中、働きたい条件など具体的に話が聞ける良い機会となった」という感想の一方で、家庭との両立をしながら正社員で働きたいという声に対して、「対応が難しい」という企業の実情も出されました。
企業側の意識や労働環境整備はまだ整っていない現状も多くあり、参加企業には、働き方などについて柔軟に考えてもらうことの必要性を感じてもらう機会となりました。
求職者アンケート
アンケートからは9割以上がとても良かった又は良かったとの回答がありました。その理由には次のようなことが書かれていました。
「直接企業の話が聞けた」「自分の疑問だけでなく他の方の疑問についても聞けた」「求人票では見えない勤務や給料状況など、面接では聞けない詳しい話が聞けて良かった」「希望でない職種の企業の詳細を知ることで見方が変わった」「こうした意見交換の場をまた取り上げてほしい」。
見学会とミニ体験会
松江会場では、5社に求職者7人が見学会参加し、その後4人がミニ体験会参加。出雲会場では、2社に求職者6人が見学会に参加。浜田会場では、4社に求職者6人が見学会に参加し、その後1人がミニ体験会に参加。
結果
初めて行った意見交換からミニ体験の企画の結果は、参加者23人中5人(約2割)が就職に結びつき、求職者と求人企業が直接に話し合うことの必要性を改めて実感するものとなりました。
求人企業の条件と求職者の求める勤務条件が合致するものが少ないのが実情です。企業側からの働きやすい環境づくりや求職者の求める環境や条件などへの理解と配慮などがもっと進めば、より多くのマッチングが得られると思われます。企業から「生計を支える女性の就労には協力したいので、ご紹介いただきたい」などの意見も出されています。求職者と求人企業との相互理解のできる機会の場が増えればマッチングの件数も増えるのではないかと思われます。